卵巣嚢腫と子宮筋腫9 子宮も卵巣も全摘出?2

卵巣嚢腫と子宮筋腫

私は、ネットで買い物をするとき、口コミ・レビューを結構気にします。
実際に買った人・使った人の意見は、やっぱりそれなりに参考になると思っています。

そこで、子宮や卵巣を摘出した方の体験談をネットで探してみました。
主に、子宮の全摘出をした方の体験談がネット上ではたくさん出てきましたが、以前、泌尿器科の先生に伺ったとおり、「摘出してよかった!楽になった!最高!」という意見もあれば、「特にどうということはなかった。変わらない。」という意見も、「摘出したせいで、こんな不調が出てきた。やらなければよかった。」という意見も。
やっぱり、結局のところ、「人による」というのが、最も正確な答えなんだなと思いました。
こうなると、自分の気持ち次第です。

いろんな体験談を探していくうちに、こんな記事を見つけました。
「Women’s Health」の「『子宮摘出術』を受ける女性が減らない理由とは?」という記事です。
=記事の内容(導入の部分のみ)=
アメリカのとある女性は、これまでも、薬なしではいられないほどの生理痛を抱えていたが、37歳になってからは、1時間おきにトイレに行くようになり、尿失禁の症状が現れ始めた。
医師に、骨盤付近が妊娠しているかのように膨らんでいることを指摘され、超音波検査を受けたところ、子宮筋腫との診断。医師からは、子宮摘出を勧められた。
子どもをつくる意思はなかったため、子宮摘出には同意したが、医師は、今後、子宮頸部細胞診を受ける必要がなくなることを理由に、子宮頸部(子宮の入り口)もあわせて取り除く手術を提案してきたことには、やや抵抗した。
子宮頸部の除去については、性生活への影響を懸念したためだ。オーガズムに関係する生殖器の情報はネット上では見つからなかったため、医師に聞いてみたところ、何の影響もないと言った。
結局、子宮頸部も含め、子宮摘出をした結果、彼女の性生活に悪い影響が出てしまった。
彼女は、手術自体を後悔しているわけではないが、必要な情報を得られなかったことに憤りを覚えている。子宮頸部で感じられていたオーガズムが懐かしい。と本音を漏らす。
子宮摘出手術は、中世から行われてきたが、子宮摘出が、ある問題を解決することは事実だが、別の新たな問題を生むことも、経験者の話から見ればまた事実であるのに、それが証明され始めたのは、ここ数十年のことだという。
現在では、より低侵襲(手術・検査などに伴う痛み・発熱・出血など、身体の負担をできるだけ少なくする診断や治療)なものが出てきているが、多くの患者には、その情報すら与えられず、「子宮全摘出」が勧められる。理由は、その方法が簡単だからだろう。
子宮摘出術は、アメリカの女性が受ける手術で2番目に多く、最も物議を醸している手術だ。

記事は、この後も続いていて、子宮筋腫・子宮内膜症・子宮腺筋症などの疾患に対しては、子宮摘出に替わる治療が年々増加しているにもかかわらず、摘出手術を受ける患者が減っていないように思われ、子宮摘出手術が「必要以上に」行われているのではという指摘や、医師の経験・病院の設備によって、低侵襲な治療を選択できない環境に置かれている可能性、子宮摘出手術は、医師・患者が思うほど完璧ではないという経験者から得たデータ、代替治療とそのメリット・デメリットなどが綴られています。

私は、子宮がんや子宮頸がんなどで、他の選択肢がなく、摘出を余儀なくされるケースもあるので、摘出がすべてよくない結果になるとは、まったく思いません。
ですが、子宮筋腫などのように、他の選択がないわけではないにもかかわらず、流れ作業のように、「45歳、子宮筋腫、これ以上の妊娠出産の希望なし⇒ハイ、摘出手術」という考え方は、やっぱり何だか納得いかないと思うのです。
なので、このWomen’s Healthの記事には、首がもげるくらいの同意の気持ちが湧きました。

ただ、医師に対して、説明が足りないじゃないかと怒っているわけではなくて、要は、自分で調べて、納得いく答えを見つけたいと思ったということです。
ネットの情報だけで足りないと感じたなら、どんな方法でも、経験者の話を聞く機会を見つけて、最後は、誰かの意見に流されるのではなく、自分で決めたい、決めないといけないと、やっと分かりました。

次回、8月24日には、手術前検査のため、また病院へ行きます。
その時までに、子宮や卵巣を摘出するのかどうかを決めるよう言われています。
もう少し考えて、情報が足りないと思えば、自分で取りに行くよう努め、悩んで迷ってみようと思います。
でも、決めるのは自分、結果を受け入れるのも自分ということは忘れずに、他力本願にならないように、主体性をもって考えたいと思います。

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